スマホのトラブル防止に役立つ情報を、
情報リテラシーアドバイザーが解説します。
大人向け 1ヵ月で●万件のフィッシング詐欺報告!もしあなたが引っかかったら…?
ー次に取るべき対処法と未来への予防策ー
目次: 1.過去最多を更新! フィッシング詐欺の増加 2.フィッシング詐欺の仕組みって? 手口を知ろう 3.どうする? フィッシング詐欺に引っかかったら、取るべき行動! 4.未来への一歩。予防策。 |
1.過去最多を更新! フィッシング詐欺の増加
●万件の正解は・・・2023年5月の1ヵ月間で報告されたフィッシング詐欺の件数、過去最多の11万件でした。
(フィッシング対策協議会「2023/05 フィッシング報告状況」より/参照日:2023年7月1日)
2023年5月はファミペイのフィッシング詐欺報告が目立ったほか、クレジットカードのフィッシング詐欺も依然として多い状況になっています。
2.フィッシング詐欺の仕組みって? 手口を知ろう!
① クレジットカード会社など、実在の企業になりすまし、偽のホームページに誘導するURLを記載したメールを送信します。
② 偽のホームページで、カード番号やメールアドレス、暗証番号を入力するよう、誘導します。
偽のホームページで入力した情報は、悪意のある第三者に詐取され、ネット銀行やショッピングサイトなどで、不正に使用されます。
偽のホームページは、そのデザインで見分けることはできません。
ホームページのデザイン自体は、あなたがスマホやパソコンで文章を「コピペ」するのと同じように、カンタンにコピーできます。このため、見分けることが難しいのです。
URLは本物と偽物で異なりますが、非常に似ているものもあるため、注意深く見ることが大切です。
またフィッシング詐欺メールも、最近では翻訳の精度があがってきているため、本文などで見分けることが難しくなっています。
3.どうする? フィッシング詐欺に引っかかったら、取るべき行動!
もし偽のホームページに、クレジットカード番号や暗証番号などを入力して、送信してしまったら…?
慌ててしまうと、二次被害につながることも。まずは落ち着くことが大切です。
どうしたらいいか迷ったときには、最適な相談窓口を電話でご案内するなどのサポートがある、保険の活用も有効です。
「ネットあんしんダイヤル」がある保険、「ネットあんしん保険」について詳しくみる
落ち着いたら、すぐに関係機関に連絡しましょう。
① 入力してしまったクレジットカード会社や、ネットバンク、ショッピングサイトなどに連絡する
くれぐれも、偽のホームページに記載されている連絡先に連絡しないように、注意してください。
クレジットカード会社などから送られてきた書面などを確認しましょう。
★利用しているクレジットカードや電子決済、銀行やショッピングサイトの、連絡先をまとめたノートを作っておくと、いざという時に役立ちます。
② 金銭的な被害などが生じた場合は、ためらわずに最寄りの警察に相談する
都道府県警察のフィッシング報告専用窓口一覧 はこちら
フィッシング詐欺メールや、偽のホームページのURL・画面などを、スクリーンショットで証拠として保全しておくと説明しやすくなります。
スクリーンショットの撮り方は、お使いのスマホによって異なります。「スマホの機種名 スクリーンショット」で検索するなど調べておくと、いざという時に、慌てずにすみますね。
③ フィッシング対策協議会に報告する
同様の被害を防ぐために、あなたの情報提供が役立ちます。下記から報告することができます。
落ち着いて、あなたの被害状況を関係機関に話しましょう。
自分ひとりでは対処が難しいと思ったら、ためらわずに、家族や信頼できる人を頼ることも大切です。
もしもの時、最適な相談窓口を電話でご案内、「ネットあんしんダイヤル」。
あんしんのサポートがある保険について詳しくはこちらをご覧ください。
4.未来への一歩。予防策。
情報を知ることが、最大の予防になります。
「どんなフィッシング詐欺メールが出回っているのか?」が掲載されている、下記を定期的に確認することがオススメです。
また、届いたメールが「本物か? 偽物か?」迷ったときには、メールのURLから開くのではなく、その企業のホームページなどを調べて、確認しましょう。
ますます巧妙になり、増加しているフィッシング詐欺。
万が一、「だまされた!」という時に、頼れる存在があると安心ですね。日ごろからご家族で話をしたり、ご友人と情報交換することが予防につながります。
また被害に遭っていない今だからこそ、家族全員がいざという時に相談できる窓口がある保険も検討してみては。詳しくは以下をご覧ください。
2023.07.10
ライター
情報リテラシーアドバイザー粟津千草