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スマホのトラブル防止に役立つ情報を、
情報リテラシーアドバイザーが解説します。

大人向け SNS広告に要注意!~詐欺に巻きこまれないためのポイント~

目次:
1.      魅力的なSNS広告…でもトラブルも
2.      わっ、お得! と思って広告経由で購入したら…?
3.      サイトの企業情報、それってほんと?
4.      引っかかってしまった! そんなときには?

1.魅力的なSNS広告…でもトラブルも

「うわ、安い!」「へー、これ面白そう」と、思わず指がタップしたSNS上の広告。でも、その後に商品が届かなかったり、怪しいサイトに繋がったりしてしまう…

いま、SNSが関連したトラブルが増えています。

出典:消費者庁ウェブサイト 2023年11月28日参照
(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2023/white_paper_summary_03.html) 
PIO-NETに登録された消費生活相談(2023年3月31日までの登録分)により作成。

特に、クリスマス、お正月、バレンタイン…と、イベント続きで、買い物の機会が増えるこの時期は、大人も子どもも要注意! 今回は、広告からの詐欺に巻き込まれないためのポイントをシェアします。

2.わっ、お得! と思って広告経由で購入したら…?

まずは、価格があまりにも安すぎるときは要注意。

おトクな値段がきらいな人はいませんが、ご存じのとおり、その「お買い得!」という気持ちにつけ込むのが詐欺の手口。

実際に、SNSで表示された、市場価格の半額以下の冬服の広告。掲載されるのは審査済みの広告だから信頼できる、と思いこんで、販売企業についてきちんと調べずに、クレジットカードで買ったところ、商品が届かなかった…という事例も。 驚くほど安い価格が表示されていたら、要注意。材料費や、人件費などもふくめ、適正な値段なのかどうか、考えてみるようにしましょう。

3.サイトの企業情報、それってほんと?

次に、広告のリンク先に掲載されている情報は要チェック。

広告をタップして開いたサイトの信頼性をたしかめることが大切です。法律できめられている「特定商取引法に基づく表記」の記載があるかどうか、必ず確認しましょう。 ただし、「特定商取引法に基づく表記」があるからといって、油断は禁物。そこに掲載されている情報が本当かどうか、住所を地図で検索してみたり、念のため電話が通じるかどうかを確認してみたりするなど、多方面から調べてみることが大切です。

4.引っかかってしまった! そんなときには?

万が一、「だまされた!」そんなときには、いちはやく信頼できる人に相談することが大切です。

また、消費生活センターに相談することもできます。消費者ホットライン「188(いやや)」で、最寄りの消費生活センターを案内してもらえますので、ぜひ覚えておきましょう。

時間が経てばたつほど、解決が難しくなってしまうのが詐欺。被害にあったとき、弁護士に相談できると心強いですね。専門家への相談費用もサポートする保険で備えておくのも効果的です。

2023.11.30

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ライター

情報リテラシーアドバイザー粟津千草